胸キュン!恋愛ストーリー

大学生だった彼との出会いは靴屋さん
■仕事ができるしっかり者
初めて出会ったのは、私が27歳で彼が21歳の時でした。中途採用された靴屋に初出勤した私は、かなり緊張していました。
彼は学生アルバイトとして3年働いているベテランで、年下とは思えないくらい仕事ができる男でした。素性を知るまでは、社員の先輩だと思って敬語で接していたくらいで、店長から学生だと知らされ驚きました。
私と彼は遅番のシフトが多かったので、19時から22時までは二人でお店を回していました。暇な時はいろいろな話をするようになり、共通の趣味も多かったことで自然と仲良くなれたんです。彼が敬語を使わないことも、嬉しかった記憶があります。
年上とは言え新人の私はミスが多かったのですが、彼はいつも「代わりますよ」とフォローしてくれました。頼りになると感じてからは、男性として意識するようになっていきました。

■パンプスを突然プレゼント、それが告白
ある日、お客さんが一人も居ない店内で、彼は普段行かないレディースコーナーで物色していました。彼女と別れたと聞いていたので、「新しい彼女ができたのか……」と落ち込んでいたら、嬉しそうに可愛いパンプスを持ってきたんです。
無邪気に「試し履きしてみて」と言われ、身代わりのような気分で履きました。私は普段スニーカーしか履かないので、高いヒールはしっかり立てません。
姿見にフラフラ立つ私の背後から彼は支えてくれ、「やっぱり可愛いね」と言いました。私は淡い恋心を抱いていた自分に腹が立ち、「ラッピングしてあげる!」といい振り返りました。すると彼は、「そのまま履いていくんで」と言い、勝手に会計を済ませたんです。
訳が分からずキョトンとしていたら、彼はひざまずいてタグを切り、「今日は歩きにくいから送っていく」と言って仕事を再開しました。一瞬の出来事でしたが、何だか舞い上がっていました。
はっきりとした告白はしてもらえませんでしたが、今でも大切な思い出です。その日から仕事帰りにデートを重ね、彼が大学を卒業するまで交際しました。靴を見る度、彼との思い出が蘇ります。

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