胸キュン!恋愛ストーリー

目で追っているうちに、少しずつ興味をもってしまった陸上部の彼
■ふとした興味が、恋になる瞬間
私が初恋をしたのは、高校生になって初めての夏でした。「高校生になったなら恋をしてみたいな」なんて思っていましたが、なかなかいい出会いがありませんでした。
ある日、陸上部の友達が部活で学校近くの河原を走っていたので、応援がてらのぞきに行ってみました。女子の友達を見に行ったのですが、そこでは男子も一緒に走っていて、その中にちょっと気になる人がいました。何で気になるのかはよく分かりません。特別イケメンというわけでも、私の好みにジャストミートだったわけでもないと思うけど、ちょっと格好いいなって思ってしまった人。でもその時は、なんとなく気になるくらいのレベルでした。
でも知らず知らずのうちに、少しずつ彼を目で追うようになりました。足を少し悪くしていること、優しくて頭がいいということ、真面目で硬派であるということ。もっと彼の事を知りたいなと思い始めていましたが、まだ興味に近かったです。その興味が恋に変わったのは本当に突然で、廊下ですれ違ったときに不意に目が合い、私の心が締め付けられるように?ギュ?っとなりました。たったそれだけで、興味は恋になりました。本当は、もっと前から彼のことを恋愛として意識していたんだと思います。でも、私に?恋してる?って気づかせてくれたのは、不意に目が合って、あっちも私のことを見てくれたんだって思った、あの瞬間だったんです。

■抑えられない思い、「いいよ」の返信
友達に頼んでアドレスを交換させてもらって、メル友から始めました。私と彼は同じ携帯を使っていて、そんなささいなことでも勝手に運命を感じたりして。当時は二つ折りの携帯が主流だったのに私が持っていたのは古いストレートタイプだったので、なかなか持っている人をみたことがなかったからです。
アドレスを交換してから一ヶ月くらいしてからだったでしょうか。二人で遊びに行ったりしたわけでもなく、電話すらもほとんどしたことなかったけれど、「言いたい!」という思いが抑えられなくなりました。遂にメールで告白。何回も書き直して、読み直して、送ろうか送るまいか悩みながら、でも勢いで送っていました。
返事は夜中に帰ってきました。「いいよ」―この三文字の短い文でしたが、すごく舞い上がってしまいました。

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